
The Ramona Flowers - Skies Turn Gold
新曲“If You Remember”“Take Me Apart”“Numb Drunk”の3曲に、過去曲、日本人アーティストによるリミックス、ライブ音源をコンパイルしたこの作品は、インディ・ロックやニュー・ウェイヴ、エレクトロまでを取り入れた音楽性や、グラム・ロックやUK耽美派、もしくはニュー・ロマンティックを思わせる英国特有のメロディを持つ彼らの最新形と過去とがまとめられたまさにバンドの入門編と言える内容。The Ramona Flowers - Run Like Lola
ギターのサム・ジェ-ムスは世界的掃除機メーカー・ダイソンの創業者・ジェームス・ダイソンの息子でもあり、来日中はダイソンの世界初のフラッグシップ店となった青山店でインストア・ライブも行なった。フジロック出演前、日本に到着したばかりの彼らに、結成から現在までの歩みや新曲のレコーディング過程、そして現在制作中というニュー・アルバムの方向性について訊いた。The Ramona Flowers - Start To Rust
Interview:ザ・ラモナ・フラワーズ



The Ramona Flowers - Dismantle and Rebuild
スティーヴ “Dismantle and Rebuild”を作ったときは面白い話があったな。最初、バースはあったんだけどコーラスがなかったんだ。だからゲームをやっていたデイヴに「コーラスを考えてくれよ」と言ったら、「うるさいな。しょうがないから書いてやるよ」と言われて……。 デイヴ ちょうど機嫌が悪かったんだよ(笑)。 スティーヴ (笑)。でもその結果、この曲のコーラスが完成することになった。 サム それに、曲が完成する前に一度他のバンドのためにスタジオを空ける必要があってね。それで戻ってきたら、サンプラーのつまみが戻る前よりも7 BPMくらい速くなっていた。それをそのまま使ってみたら「こっちの方がいいんじゃない?」という話になって、最終的にそっちを採用したのも覚えてるよ。レコーディング中は、いまでもメンバーが間違えて弾いたフレーズを「そっちの方がいいよな」と採用することがあるんだ。そのためにもレコーディング中の音は全部録音しておいて、そこから使える要素を探していったりもするね。 スティーヴ そうそう。僕もボーカルをスマートフォンに録りためているよ。 デイヴ 僕も自分のギター・プレイを全部動画で撮ってる。じゃないと、ときどきどうやって弾いたフレーズなのか忘れてしまうことがある(笑)。とにかく、僕らはその場の偶然性も取り入れて、楽曲を完成させていくという姿勢を持っているんだ。 ——その際、全員で共有しているゴールのようなものはあると思いますか? スティーヴ スマッシュヒットだね!(笑)。 サム (笑)。曲作りに関して言うと、リスナーが次にどんな音が来るのか想像できてしまう曲ではつまらないと思うんだ。だから、メロディにしてもフックにしても、「次にどんな音が来るんだろう?」と楽しんでもらえるようなものが作れたら、それがゴールだと思う。 エド その上で、リスナーが共感してくれる要素があることも大切にしたいんだ。
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